正解のない問題を解くための力

正解のない問題を解く力=「概念化力」を育んでいく上でのサプリメント的なブログです

事業改革

プロセスを細かく書き過ぎることなく、行動規範で定着を促す

私たち日本人は、何かにつけ、緻密にルールを決めたがります。 プロセス定義も同じです。 特にエンジニア気質の人は、何でもかんでも見境なくプロセスに突っ込む傾向があります。その結果、巨大化したプロセスは利用されません。 プロセスは、サイクルに置き…

欧米型を鵜呑みにして失敗していることにまだ気付かないのか

私たち日本人は概念化が苦手です。欧米では、概念化力は「コンセプチュアルスキル」としてずいぶん前から認知されていましたが、日本ではいまだに浸透していません。 そんな中で、日本企業は欧米企業の「ものまね」を繰り返してきました。欧米人が自分たちの…

共感のためのポイント2 共感のストーリーを組み立てるためのテクニック

共感は、相手を理解することから始まります。 相手を理解する際のコツに関しては、以前に「6つの視点」を取り上げてすでに説明しました。6つの視点それぞれにどのような働きかけが効果的なのかを整理して締めくくりましたが、まずは、その内容を復習すること…

シンプルな名前を付けたとき、人の動きが変わった

私がコンサルティングで心がけることは「シンプルさ」です。シンプルでなければ、人の心に残りません。そして、心に残らないことは、実行には移されないのです。 また、お客様に共感してもらうために、重要な概念には名前を付けるようにしています。一言で表…

物事の大半は上流(=概念的に考える段階)で決まる

「私のような末端にできることはわずかしかありません」と、お客様から言われたことがあります。 彼は、「なぜ、もっと上流で手を打たないのですかね」と言葉を続けました。 私は彼に、かける言葉がありませんでした。 物事は兎角、最初が肝心です。下流より…