正解のない問題を解くための力

正解のない問題を解く力=「概念化力」を育んでいく上でのサプリメント的なブログです

共感力

[最終回] 概念化力の強化に取り組むなら、書籍の内容を概念化することから始めればいい

皆さん、ブログ「正解のない問題を解くための力」をご愛読いただき、ありがとうございました。このブログも、今回が最後となります。 そこで今回は、皆さんが「正解のない問題を解くための力」=「概念化力」を身に付け、高め続けるためのお手軽な方法を紹介…

定着を期待するなら、プロセスよりもサイクルを意識しよう

業務改革には「プロセス」の議論は欠かせません。 これは、プロジェクトマネジメントプロセスの改革に取り組んでいたときの話です。 お客様が書き上げたのは、緻密なマネジメントプロセスの山でした。パワーポイントのスライド上に表現されたプロセスマップ…

「まずは絵にしろ」と言われたとき、あなたはどんな絵を描きますか?

「まずは分かりやすい絵にしてくれないか」 これは上司が部下に対してよく口にするセリフです。 ビジネスでスピード感が重視されるに連れ、現場では長い文章は敬遠されるようになり、ひと目でわかる「絵」が求められるようになりました。Microsoft PowerPoin…

概念化の達人は「だれが、いつ、どんな発言をしたのか」の記憶力がスゴイ

「すごい記憶力ですね。2カ月前の会議で、確かに加藤本部長はそういう発言をしていました」 いつからか、私はこんな誉め言葉をいただくようになりました。 ところが実を言うと、私は記憶力がいいほうではありません。最近の役者さんや歌い手さんの名前はまっ…

提案は概念化の度合いが結果を左右する

近頃は新事業立ち上げをお手伝いすることが多いわけですが、その一環で、お客様といっしょに提案書を作成する機会も増えてきました。そんな中、私は「提案書が、提案ではなく説明になっていることが多い」ということに気付きました。 提案書の冒頭から商品や…

[実行計画のデキ] 障壁を想定しその対処方法を盛り込んでいない計画は、実行計画とは言えない

以前に、概念化の成果物として「実行計画」の大切さを取り上げました。 実行計画では、概念化のアウトプットをヒントに、これからの活動を目標につなぎ込むための具体的な検討が行われます。 実行計画には以下のような効果が求められます。 無駄を避けて行動…

計画は概念化だ 計画が苦手な人は計画をボトムアップでしか考えていない

事業計画やプロジェクト計画など、ビジネスの場にはさまざまな種類の計画があります。私は、ビジネス行動には「計画」か「実行」かのいずれかしかないと割り切って考えています。たとえば提案書を作成する際のキーメッセージの決定、シナリオ作成、スライド…

共感のためのポイント2 共感のストーリーを組み立てるためのテクニック

共感は、相手を理解することから始まります。 相手を理解する際のコツに関しては、以前に「6つの視点」を取り上げてすでに説明しました。6つの視点それぞれにどのような働きかけが効果的なのかを整理して締めくくりましたが、まずは、その内容を復習すること…

現場中心の事業運営しかイメージできていない日本企業では、新しいタイプのリーダーは育たない

事業組織を、経営トップを頂点、現場を底辺とするピラミッドに例えるなら、経営トップと現場をつなぎ合わせるのが中間管理職であるリーダーの役割です。この間に満遍なくリーダーを配置している欧米企業に対し、日本企業ではリーダーは現場もしくは現場近く…

共感のためのポイント(1) 相手を理解するための6つの視点

ビジネスの現場では、どれだけ仲間を増やすことができたか、どれだけ多くの人に当事者意識を芽生えさせることができたかが大事です。 そのためには共感力が欠かせません。最終的には共感力が勝敗を左右した、そんなシーンを私は何度も見てきましたし、体験も…