正解のない問題を解くための力

正解のない問題を解く力=「概念化力」を育んでいく上でのサプリメント的なブログです

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

構造化手法を整理する(1) 概念化の流れを考える

ここまでは、概念化にまつわるあれこれを徒然にお話してきました。 このあたりで、改めて、概念化の流れを整理しておきましょう。 概念化ではまず、全体を俯瞰します。「概念モデル」がその全体像に当たります。 概念モデルは、対象の要素をシンプルに構造化…

「正しいことを言えば理解してくれる」は間違い

「正しいことを言っているのに、皆が理解してくれない」 口に出して言わないものの、心の中でそう思っている人は多いはずです。特に技術者のように「正解のある問題」を解くことに慣れている人は、兎角、そのように思いがちです。 しかし、仕事を前に進める…

概念モデルは、具体と概念の両面から考える上で有効なツール

正解のない問題を解くには、具体と概念の両面から考える方法を身に付けなければなりません。今回は、そのためのヒントについてお話しましょう。 繰り返しになりますが、代表的な構造化のパターンにはツリー型、マトリックス型、フロー型の3つがあることをお…

具体と概念の両面から考えることが、結果につながる

対象に対する理解を深める上で、物事を軸の両面から捉えることは有効です。 トップダウン vs ボトムアップ 先進 vs 実用 能動 vs 受動 その際、数ある軸の中から最も適したものを選ぶことになりますが、正解のない問題を解く上で特に重要なのが「具体 vs 概…